英語は英語で勉強すべし!
こんにちはNemoです!
今回は「英語を勉強するときは、極力母国語の使用を避けるべき」というお話です。
多くの日本人英語学習者の方は単語帳や文法書を片手に勉強されておられるわけですが、実はこれは効率が非常に悪いです。確かに最初の基本3000単語、基礎文法は日本語を介さずに学習するのは難しいかもしれません。ですが、俗に言われている「高校英語」をマスターしている段階においては日本語はできうる限り英語学習の際に使用すべきではないと僕は考えます。
単語を例にとって考えてみましょう。まず「大丈夫」という日本語の単語を思い浮かべてください。日本語ネイティヴであればこの単語が使える場面は無数に存在するということはよくご存知のはずです。では、これを英語の辞書で調べるとどうなるか?
ある辞書では、
[大丈夫]
Na-adjective
1. safe; all right; alright; OK; okay; sure
Adverb
2. certainly; surely; undoubtedly
Noun
3. great man; fine figure of a man
というように出てきたりします。これを読めばわかる通り、確かにこれらの意味はどれも間違っていません。しかし、これを覚えたからといって日本に来た外国人の方が適切に「大丈夫」という単語を使えるでしょうか?答えは「いいえ」でしょう。
このように逆の見方をすれば当然のことなのですが、言語を翻訳するというのは限界があります。というのも名詞などでない限り、ある言語一語に対して他言語のたった一語に対応させるというのは事実上不可能だからです。"car"は「車」以外の何物でもないですが、"encourage"は「勇気づける」と一言で訳されるには少々無理があるわけです。
ではどうすれば単語を生きた状態でネイティヴの感覚のまま学習できるのか?それは即ち英英辞書です。
日本人が日本語でわからない単語が出て来た際に広辞苑を開くのと同様、英語でわからないものがあれば英語で調べればいいのです。メリットは沢山あります。
・ネイティヴの感覚のまま単語を学習できる
・英語学習時に日本語を介さなくていいために英語の思考回路が身につく
・それぞれの単語のコアイメージが簡単に身につく
・日本語だと同じ訳である複数の英単語の微妙な差異が理解できる
と…まだまだあるんですがいいことだらけなんです。
今回は英単語学習を例にとりましたが、文法学習なども全く同じです。結局はいかにネイティヴの感覚を身につけるかが鍵です。そのための最速最短の道は日本語を思い切って捨てることにあります!
とは言ってもなかなか最初はしんどいものです。僕も最初はストレスが溜まって仕方ありませんでした。日本語で調べれば3秒で理解できるものをわざわざ英語で読むわけで、初めのうちはさっぱりです。しかし二週間も続ければ効果が実感できるはずです。明らかに英語そのものの理解度も上がりますし、何よりも忘れないんです!
【英語→日本語→英語】で理解していたものが【英語→英語】になるのですから、英語を聴いているときも読んでいるときも長期的に見ればものすごい時間の節約になります。
僕はこの方法で現在ではほとんど英語を理解するのに日本語を頭の中に登場させていません。話すときも聴くときも読むときもです。
初めは大変でも後で数え切れないほどのメリットが待っているわけですから、決断をするなら早い方がいいです!
現代では辞書はオンラインで無料で使えるものが多数あるのでここであえて載せはしません。僕はMacユーザーですが、Macにもオフラインで使用可能な英英辞書が複数搭載されています。きっとお使いのパソコンやスマートフォンにも同様の機能があるはずです。
また、英文法ですが、僕はこちらを使いました。
こちらは英文法をすべて英語で説明しているものですが、非常にわかりやすい解説で英語そのものの難易度も決して高くないです。
ぜひ、このような教材を使って英語で英語の学習を始めてみてください!